東京商工リサーチは第10回となる、「全国女性社長」に関する調査を実施した。その結果、全国の女性社長は54万919人で、調査開始以来、初めて50万人を超えたことが明らかとなった。
都道府県別の女性社長数が最も多いのは東京都の14万1962人(前回12万3351人)で、当調査の開始以来、10回連続トップを獲得している。次いで大阪府5万2249人、神奈川県3万4457人、愛知県2万8712人、福岡県2万3745人と続き、企業数の多い大都市を中心に上位14位まで順位の変動はなかった。
一方、女性社長数が少なかったのは、島根県1592人、鳥取県1982人、福井県2082人、秋田県2252人の順で、上位と同様に顔ぶれは変わらず、企業数や人口に比例した傾向が見られた。
2020年実施の国勢調査の都道府県別人口に基づき、「女性人口10万人当たり」の女性社長数をみると、東京都が1982人でトップ。次いで沖縄県1178人、大阪府1134人、山梨県1001人、福岡県877人の順となった。一方、最少は新潟県の420人。次いで、山形県426人、秋田県444人、島根県459人、富山県491人と続いた。経済規模が大きな大都市圏や、産業別女性社長数で最多を占める「サービス業他」が好調な地域で多い傾向がみられた。
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