最後に、実証実験の結果をどのように見ているのだろうか。カフェの利用回数が多かったので、点数をつけると「100点」かなと思っていたが、市原さんは「70〜80点」とやや厳しく見ている。なぜ20〜30点も減点したのかというと、「利用者が多かったことはよかったのですが、利用できるメニューをもう少し増やすことができていればなあと。あと、シェアオフィスの利用者が少なかったんですよね。周知がうまくできていなかったこともあって、利用される人が少なかったのかもしれません」と反省をぽつり。
第二弾はすでに始まっていて、ドコモが運営している「バイクシェア」を月3回まで無料で利用できるようにした(11月1日から12月31日まで)。となると、気になるのは第三弾である。詳細はまだ決まっていないようだが、「第一弾で利用できたのは3駅だけだったので、その数を増やしていきたいですね。あと、『毎日使えたらいいな』と感じられるサービスを提供していきたいです」(市原)
実証実験を何度も行うことは考えていないようで、タイミングを見て、サブスクを本格展開するそうだ。さて、そのときはどんなサービスを提供するのだろうか。会社へ行くために必要な「駅」ではなく、何かを楽しむための「駅」に変わりそうである。
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