女性誌「ハルメク」を発行するハルメク(東京都新宿区)の生きかた上手研究所と、女性向けのコミュニティーサイトを運営しているキャリア・マム(東京都多摩市)は、30〜79歳の女性470人を対象に「『働くこと』に関する意識実態調査」を実施した。このうち働いている女性322人に「働いている理由」を聞いたところ、「社会とつながりを持ちたい」(56.8%)が最も多い結果となった。
次いで「現在の生活のためにお金が必要だから」(47.5%)、「生活にメリハリをつけたいから」(45.0%)と続いた。世代別では、30〜40代は「生活」「貯蓄」「育児・家事・介護から離れたい」、50代は「生活」「貯蓄」、60代は「健康のために頭を使いたい」「外出したい」という意見が目立った。
現在の働き方に「満足している」人は63.4%だった。その理由を年代別に見ると、30〜50代では「家事・育児を中心としながらも、自分が今まで勉強してきた知識を生かした仕事ができているからです」(30代後半、在宅ワーカー)や、「働く時間、家族との時間をしっかり区切って生活ができているから」(40代前半、契約・嘱託社員)など、「家庭との両立が無理なくできている」という意見が目立った。
60代以上では「持っている知識と経験が全て生かされる内容の仕事だから」(60代前半、契約・嘱託社員)、「人とのつながりで自分の気持ちも潤っているから」(70代前半、パート・アルバイト)などの意見があり、特に60代以上は50代と比較して満足度も高いことが分かった。
一方、「満足していない」(20.2%)の理由では、「もっと働きたい(収入を得たい)」と、「もっと自由な時間が欲しい」の両方の声が挙がった。
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