デジタル庁などは11月18日、新型コロナワクチンの接種証明をマイナンバーカード(マイナカード)とスマートフォンを使って電子化するサービスを12月から始めると発表した。開始と同時にリリースする専用アプリ(iOS/Android、無料)をインストールした上で、スマホのカメラでマイナカードを読み取ると電子化できる。政府は海外渡航者向けの利用を念頭に、接種証明の電子化に向けた検討を進めていた。
マイナカードの読み取りに対応した端末でカードを読み取り、パスワードを入力。本人確認し、自治体などへの発行申請手続きなどを終えると、専用アプリ内で接種証明を表示できる。地方公共団体情報システム機構の公表資料によると、「iPhone 7」シリーズ以降の米アップル社製スマホや、「Pixel 3」シリーズ以降の米グーグル社製スマホなどが対応しているという(11月9日時点)。
併せて表示される2次元コードには、偽造防止のための電子署名が埋め込む。ユーザーはアプリを使うことで、出国時や海外の渡航場所で接種証明として利用可能だ。
サービス開始の詳細な日程などは「決まり次第、改めてお伝えする」(デジタル庁)としている。
接種証明のアプリを巡っては、東京都や民間企業でリリースする動きが相次いでいたが、同サービスが国としての正式サービスとなる。
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