シウマイで知られる崎陽軒と老舗駅弁店のまねき食品(兵庫県姫路市)は、コラボ商品「まねき食品×崎陽軒 関西シウマイ弁当」の発売を発表した。コロナ禍で打撃を受けた業界を盛り上げていく狙いがある。
弁当に入る「関西シウマイ」は崎陽軒が担当する。「昔ながらのシウマイ」の一口サイズの見た目はそのままに、昆布や鰹節といった関西のだし文化と融合させることで新しい味わいの「シウマイ」を完成させた。
「シウマイ」以外のおかずは、創業132年のまねき食品がこれまで培ってきた駅弁づくりの伝統を生かした関西ならではの品々を取りそろえる。「シウマイ弁当の筍煮」は姫路名物えきそばの出汁で炊いた「拍子木切り筍煮」を用意。「鶏の唐揚げ」は「鶏のあご出汁唐揚げ」に、「鮪の漬け焼」は「鯖の幽庵焼」にした。「玉子焼き」は関西風「出し巻玉子」を提供する。「シウマイ弁当」と食べ比べてみたくなる内容に仕上げたという。
11月26日から姫路駅にて通年で販売する。価格は960円。1日100個限定だが、販売状況を見て増産も検討するとしている。
今回のコラボは、コロナ禍での移動規制により、大きな打撃を受けた駅弁業界を盛り上げたいまねき食品と「シウマイ」「シウマイ弁当」を地方創世につなげていきたい崎陽軒の想いが合致したことで実現した。
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