ANAは、ANAマイレージクラブのステータスを、飛行機の利用に加えて日常生活でも獲得できるサービスを実施すると発表した。従来のプレミアムメンバーステータスは、飛行機の利用で積算されるポイントの獲得数によって決定していた。コロナ禍で航空需要が減少する中、新たに日常のさまざまなサービスを利用することで、ステータスの獲得やランクアップにつながるプログラムを提供する。
同社は20年12月16日から、「プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ2021」として日常生活での利用でステータスを獲得できるキャンペーンを実施している。好評だったことから、来年度以降も継続して提供するとしている。コロナ禍で生活様式が変化する中、航空や旅行といった「非日常」に加え、「日常」の生活でもステータスを獲得できるようにし、お客との接点拡大を図る。
同サービスでは、22年1月1日〜12月31日に獲得したプレミアムポイントと、21年12月16日〜22年12月15日に利用したライフソリューションサービス数、ANAカードとANA Payの決済総額を全て達成することでステータスが付与されるようにする。
対象となるライフソリューションサービスは、「ANAのふるさと納税」「ANAの保険」「ANAの住まい」「ANAでんき」など、12のサービス。
「ブロンズ」会員の資格は、年間の獲得プレミアムポイントが1万5000ポイント、4つ以上のライフソリューションサービスの利用、ANAカードとANA Pay決算額の総額が300万円で獲得できる。「プラチナ」は、年3万のプレミアムポイント、7サービス以上の利用、決済総額が400万円、「ダイヤモンド」は、5万プレミアムポイントかつ決済総額が500万円、もしくは8万プレミアムポイントかつ400万円の決済と、いずれも7つ以上のライフソリューション利用が条件となる。
なお、飛行機の利用のみでステータスを獲得するには、「ブロンズ」が3万プレミアムポイント、「プラチナ」が5万プレミアムポイント、「ダイヤモンド」が10万プレミアムポイントが条件で、うち半分をANAグループ運航便の利用で獲得する必要がある。
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