印刷、押印、製本、郵送、書留、FAX、出頭、PPAP、印紙、注文請書……。日本から無数の“雑務”がなくならないのはなぜなのか。いつになったら、私たちはスマートに働けるのだろうか? 本連載では350以上の企業や自治体、官公庁などでの組織や業務の改革支援を行ってきた沢渡あまね氏が、働き方の“悪しき常識”に疑問を呈し、改革への道筋を探っていく。
なぜ、職場から「雑務」がなくならないのか?
これまでの記事では、日本の組織の雑務の多さと、その震源地ともいえる霞が関のマインドや仕事のやり方、そして日本特有のビジネスマナーや礼儀作法に含まれる雑務について、事例と対策をお話しした。
今回の記事では、そもそも雑務がなくならない背景を8つに分けて考察し、その解決策を紹介したい。
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