リテール大革命

イオンモール、東京・八王子に「次世代スーパー」 2026年開業予定(仮称)八王子インターチェンジ北

» 2021年12月24日 10時40分 公開
[サトウナナミITmedia]

 イオンモールは、東京都八王子市に同グループ初となる次世代型複合商業施設「(仮称)八王子インターチェンジ北」を出店すると発表した。最新のAIやロボット技術を駆使した施設になる。開業は第1期が2025年春、次世代スーパーが開業する第2期は26年を予定している。

イオンモール 外観イメージ(出所:プレスリリース)

 次世代複合施設の計画について同社は、「高齢化や労働者不足、買物難民、子育て支援、災害対策といった日本社会の課題の解決へ貢献する」と説明。同施設を中心に「新たな都市スタイルを発信する八王子北部の拠点」の形成を目指す。

 コンセプトは「暮らしの選択肢をもっと豊かに。 彩りのある新たなライフスタイルの発信拠点 」。宅配機能だけでなく、AIを活用した物流拠点「顧客フルフィルメントセンター(CFC)」に実店舗を併設した次世代スーパーを展開する。また、シネマコンプレックス、障害者スポーツ対応施設、東京都唯一の道の駅である「八王子滝山」と連携した飲食施設などの出店を計画している。

イオンモール 外観イメージ(出所:プレスリリース)

 同施設では、イオンネクストが英国のオカドグループと提携して開発する「次世代型オンラインスーパーマーケット」の出店を計画している。その中核となるCFCは、最新のAIやロボット技術を駆使した最先端の施設であり、新鮮な食品や日用品を含む幅広い品ぞろえの提供が可能となるという。

 また、AIを活用した宅配システムにより、利便性の高いオンラインショッピング体験を実現。さらに災害時の食品備蓄庫や避難所としての機能も果たし、新たな時代の安全快適な街づくりにも貢献していくとしている。

 場所は、八王子駅から約3キロ、中央自動車道八王子インターチェンジから約500メートルに位置し、多摩南西部における南北方向の主要幹線である八王子バイパス(国道16号)に近接。東西方向の主要幹線である新滝山街道、八王子駅から広がる市街地との間、ひよどり山道路に接しており、多摩南西部など広域からの集客が期待できる立地だ。

 同社は「オンライン」と「オフライン」が融合する新たなライフスタイル施設を展開することで、地域で暮らす人々の生活をより豊かにする新たな「便利な生活基盤」を提供。八王子の新たな拠点として「誰一人取り残さない」社会の実現に向けた取り組みを推進していくとした。

イオンモール 施設概要(出所:プレスリリース)

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