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» 2021年12月28日 16時36分 公開

HIS澤田会長ら、減給3カ月の処分 「Go Toトラベル」不正受給問題、申請は約8億円子会社社長は解任・降格

Go Toトラベルの不正受給問題で、HISは澤田秀雄会長(兼社長執行役員)を減給3カ月の処分にすると発表。観光庁によると、HIS子会社などは約8億円の給付を申請し、うち約3億円の給付金を受給していた。

[ITmedia]

 エイチ・アイ・エス(HIS)の子会社が「Go Toトラベル」の補助金を不正に受給していた問題で、同社は12月28日、澤田秀雄会長(兼社長執行役員)ら取締役3人に対し、減給3カ月の処分を決めたと発表した。

 2022年1月から3カ月、澤田社長は75%減額、中森達也氏と織田正幸氏(取締役専務執行役員)は50%減額の処分にする。また、子会社のミキ・ツーリスト檀原徹典社長は解任、ジャパンホリデートラベルの呉莘康社長は、取締役に降格処分にする。

photo エイチ・アイ・エスの澤田秀雄会長(兼社長執行役員)=2017年1月、都内で撮影

 観光庁が28日に発表した調査結果によると、ミキ・ツーリスト、ジャパンホリデートラベルは、外部のホテル運営会社「JHAT」と合計約7億9900万円の給付を申請し、うち約3億1600万円の給付金を受給していた。地域共通クーポン券も、3社合計で約3億4200万円分の発行を受け、うち3億3100万円分が使われていた。

 ミキ・ツーリストとJHATでは、本来4800泊分の宿泊がなされるべきだったが、実際には114泊分しか宿泊がなかった。ジャパンホリデートラベルとJHATでも、5万5053泊分という申請内容に対し、少なくとも9175泊分の宿泊が行われていなかったという。

 観光庁は事実関係を精査の上、給付金と地域共通クーポンの不正使用分の返還を求める方針だ。今後開始予定のGo Toトラベルでは、3社の参加を停止する。

 HISは28日、不正受給問題の調査を受け、発表を延期していた2021年10月期(20年11月〜21年10月)通期の連結業績を公表。主力の旅行事業、テーマパーク事業、ホテル事業が軒並み赤字で、売上高は前期比72.4%減の1185億円、営業赤字は640億円(前期は311億円の赤字)。最終赤字は500億円(前期は250億円の赤字)に落ち込んだ。

photo エイチ・アイ・エスの決算発表より

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