トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」の専門店を運営する晴れる屋(東京都新宿区)がオンラインショップにて2500万円の福袋を発売中だ。当該商品は売れていないが、600万円以下で用意した6種類の福袋は完売しているという。何が入っているのか? また、なぜこんなにも売れているのか?
同社が販売する2022年の福袋は合計8種類で、2500万、1000万、600万、100万、10万、5万、3万、1万円というラインアップになっている。600万円以上の福袋は各1個ずつで、100万円は2個、10万円は150個、5万円は100個、3万円は400個、1万円は600個用意した。600万円以下の福袋は完売しており、合計で1000個以上売れているという。
2500万円の商品には、29年前に販売されたトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」の初期カード「《Black Lotus》のアルファ版」を含む希少カード計9枚と未開封パック2パックに加え、ペンやメモ帳など同社のオリジナルグッズが入っている。
広報の藤原和磨さんによると「《Black Lotus》は現在、市場で1000万円以上で取引されており、個別で福袋と同じカードを集めようとした場合、2800万円ほどかかる」という。10年ほど前は100万円ほどで扱われていたことから、ここ数年で価格が高騰しているカードになる。
2500万円、1000万円の福袋はまだ売れていないものの、600万円以下が完売していることについて藤原さんは「コレクションとしての価値が上がってきている。コレクションする楽しさに加え、流通枚数が少ないカードを持っているという優越感が刺激される点が購入につながった。投資対象として保有されている方もいると思う」と分析する。
2500万円と1000万円の福袋の販売終了日は未定だが、売れなくても時期を見て販売を終了する予定。福袋は、晴れる屋のオンラインショップと晴れる屋 トーナメントセンター東京にて販売している。
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