ビックカメラは1月14日、ライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」を運営するSHOWROOM(ショールーム、東京都渋谷区)と資本業務提携を結んだと発表した。コロナ禍で実店舗での売り上げが伸び悩む中、ライブ配信で商品を販売する「ライブコマース」に参入し、新たな顧客層の獲得を図る。
コロナ禍での外出自粛に伴い、インターネットで商品を購入する「Eコマース」が伸長する一方で、同社は「ビックカメラの都心型店舗は苦戦を強いられている」と現状を説明。「体験して楽しめる『コト消費』が今後ますます求められるであろうことから、店舗においてもネットにおいても、その魅力度の向上が弊社の大きな課題」とし、課題解決のためショールームとの業務提携を決めた。
これまで同社は、YouTubeなどでの商品紹介はしていたものの、ライブコマースには参入していなかった。ショールーム上でのライブコマース事業では、ビックカメラの販売員やバイヤーがそれぞれの専門性を生かした商品紹介をしつつ、視聴者からの質問にリアルタイムで対応。実店舗で商品を購入しているかのような購買体験を提供する。将来的にはライブコマース専門の配信者「コマースライバー」の育成も目指す。
同社が2021年7月に設立した、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)「ビックイノベーションキャピタル」を通じて、ショールームから第三者割当増資を受ける。出資額と出資比率は非公表だが、日本経済新聞はそれぞれ数億円、1割前後と報道している。同ファンドの出資は、カメラ機材のサブスクリプションサービス「GooPass」(ゴーパス)を展開するカメラブ(東京都渋谷区)以来、2度目。
JR東、新ICカード「Suica Light」を発表 デポジット不要
ジェラートピケ、「あつまれ どうぶつの森」とのコラボ商品 「癒し」に共通項
“NHK受信料を支払わなくていいテレビ”を製品化 ドンキの狙いは?
正月特番の“試食拒否”シェフに批判殺到、無関係の店も被害に TBS「誹謗中傷止めて」
カシオの“G-SHOCK携帯”、9年ぶりの新機種 復活の狙いと舞台裏をKDDIに聞いたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング