美容サロン用ヘア商材メーカーのミルボンは2月10日、2021年12月期の連結決算を発表した。売上高は前年比16.4%増の415億8200万円、営業利益は同22.3%増の78億1700万円、経常利益は同23.6%増の71億5800万円、純利益は同21.5%増の51億900万円と増収増益。昨年度の減収減益から盛り返し、コロナ影響前の19年対比でも14.7%の増収となった。
主な要因は、売り上げの8割を占める国内のヘアケア、染毛剤(カラー剤)と海外市場の好調だ。売上高構成の約6割を占めるヘアケア用剤部門は、同15.8%増の244億6600万円と伸張。成長をけん引したプレミアムブランドは25.6%増、看板ブランド「オージュア」から21年2月発売の「ヘアケアシリーズ リペアリティライン」は年間目標を60%超える実績となった。
染毛剤部門は17.6%増の148億1300万円。コーセーとの共同開発ブランド「インプレア」を販売する化粧品部門は60.6%増の5億7900万円と伸ばすも、計画未達。主な要因は新型コロナによる紹介活動の制限だ。今年も引き続き全体的な新型コロナの影響はあり、佐藤龍二社長は「1月は計画通りに十分行くが、2月はこれだけ感染者数が出ているので、来店に心理的影響が出ているのは事実」と語った。
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