「スピーカーと一体化したシャワー」日本で発売 住まいのIoT化に対応：2022年4月から

[ITmedia]

　キッチン＆バスルーム製品をプロデュースするコーラー（米国）は、シャワーヘッドと「ハーマン カードン」のスピーカーを組み合わせた「Moxie ハンドシャワー＋ ワイヤレススピーカー」を4月に日本で発売する。住まいのIoT化に伴ったスマートバスルームを提案する。

シャワーヘッドとスピーカーは組み合わさった製品が発売される（画像：以下、リリースより）

　同製品は、シャワーヘッドにポータブルワイヤレススピーカーを直接装着することで、シャワー中に高音質なサウンドを届けるスマートシャワーとして販売する。

　スピーカーにはシャワーのノイズを排除し、環境に合わせて最適な音を自動チューニングする機能を設けた。Bluetoothにも対応しており、スマートフォンやモバイルデバイスとペアリングすれば、音声操作で音楽や通話も可能になる。

　また、スピーカーは、マグネットによる着脱式、防水機能付きなので、リビングやプールサイドなどあらゆる場所で、スピーカー単体としても使用できる。

　販売価格は現時点では、非公開。同社によると、昨年11月に中国で先行販売した際には、短期間で完売したという。

さまざまな使い方を提案

　米国の市場調査会社が発行したレポートによると、スマートバスルームの世界市場は27年までに19.6％成長するとの予測が発表されている。同社は、コロナ禍において、バスルームは利便性・機能性よりも”リラックスできる空間”としての体験価値が重視されていると考えており、日本市場への展開を推進していくとしている。