エストニアのデザイン性が高い「家庭用サウナ」が誕生 生活にサウナを根付かせる狙い価格は?

» 2021年11月05日 10時00分 公開
[ITmedia]

 エストニアサウナの輸入・販売事業を展開するtotonoü(本社エストニア・タリン)は11月3日、エストニアで家庭用プライベートサウナを手掛ける「Auroom」社の製品の販売を日本で開始した。サウナを一過性のブームとして終わらせるのではなく、日常に根付かせることが狙いだという。

家庭用のプライベートサウナが誕生(画像:以下、リリースより)

 本製品は、自宅の一画に置くことができるサウナ。今までは、サウナに特化した施設や銭湯に行くのが一般的だったが、今後は、購入者が自身のこだわりを反映させたサウナを作ることもできるようになる。

 販売するサウナは「Cala Wood」「Cala Glass」「Varia」の3パターン。数千年の歴史を持つエストニアのサウナ文化が反映されたデザインで、インテリアとしても成立する点が特徴。また、サーモ加工という、木材の断熱性や耐久性を向上させる工夫を施した。加えて、外壁と内壁の間に断熱材が入っており、電気ストーブによって生み出された熱を逃さずキープできるという。

内装イメージ

 「Cala Wood」は、横1.5メートル×奥行1.2メートルor1.5メートル×高さ2メートル50センチの2〜3人利用に適したキャビン型サウナ。前面がガラスドアと木製パネルになっており、 ベンチやストーブも付属しているモデル。価格は140万円〜となっている。

「Cala Wood」内装イメージ

 「Cala Glass」もキャビン型サウナ。サイズは、横1.5メートル×奥行1.5メートル×高さ2メートル50センチ。前面がガラスとなっている以外は、「Cala Wood」と同じ仕様だ。価格は160万円〜。

「Cala Glass」内装イメージ

 「Varia」は、部屋の角にフィットする形のサウナだ。前面がガラスになっており、ベンチやストーブも完備。4サイズから選べて、2〜5人の利用に適している。サイズは、横1.2〜2メートル×奥行き1.2〜2メートル×2.1メートル。価格は180万円〜となっている。

「Varia」内装イメージ

 同社は賃貸マンションやアパートへの設置について「設置の際はトラブルを避けるためにも、管理組合などへの確認を推奨しています。一般的に家庭用サウナの認知度はまだまだ低いため、当社でも組合説明用の資料などを用意して導入の支援を行っています。

 また、火災リスクについても最新の注意を払っています。当社が使用している電気ストーブは、室内の温度センサーに加えて、電気ストーブの本体にも温度センサーがついており、二重のセンサーで安全性を担保しています。実際に東京都内のラグジュアリーホテル、アマン東京や椿山荘で採用されている製品で、品質も高いと考えています。

 もちろん、家庭用サウナに関する消防申請の要否は自治体によって扱いが異なるため、管轄の消防署への問い合わせを推奨しており、当社では消防確認の代行も実施しています」と安全性について説明した。

 重量はモデルによるものの、約200キログラム〜。イメージとしてはピアノの設置に近く、同社では事前に床の耐荷重のチェックを推奨しているという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.