企業経営者が、ウクライナ情勢に直接言及するのは異例だ。三木谷社長は過去に「楽天グループにはウクライナにも社員がいる」(2月23日)ともツイート。ウクライナ情勢に強い関心を示すのは、自社にウクライナ人社員が勤務しており、強い当事者意識を持っているためとみられる。
三木谷社長の寄付表明ツイートには「誇りに思う。楽天ユーザーで本当に良かった」など賞賛の声が相次いだ。日本政府がウクライナ支援への態度を明確化しない中、一部には「楽天市場でウクライナ特集をしてほしい」「ポイントを全部放出するので、楽天ポイントで寄付できるようにしてほしい」などの楽天のサービスを使った、間接的なウクライナ支援を求める意見もあった。
ウクライナへの寄付金に関しては、在日ウクライナ大使館が寄付金募集用の口座を設置している。同大使館は2月25日、三菱UFJ銀行にウクライナ支援の寄付金送金用の口座を設置したと発表。日本人に対し、公式Twitterアカウント(@UKRinJPN)を通じて、支援を呼び掛けている。
ウクライナを巡っては、NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大を目指す米国を中心とした欧米諸国と、ウクライナを緩衝地帯(バッファー)にしたいロシアの対立が激化。最終的にロシアはウクライナでの軍事行動に踏み切った。
米国などの欧米諸国を中心とした軍事同盟「NATO」(北大西洋条約機構)がロシアとの武力衝突を恐れ、ウクライナへの軍事介入を表明しない中、国際ハッカー集団「アノニマス」を名乗るグループが2月25日、ロシアにサイバー攻撃を行うとする声明をTwitter上で発表し、話題となっている。
国際ハッカー集団「アノニマス」がロシアを攻撃? 紛争はサイバー空間でも 日本企業にも脅威
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