パナソニックは3月1日、東京ドームの入場ゲートに同社の顔認証技術が導入されると発表した。来場者は「顔パス」による入場や買い物が可能になるという。
東京ドームは現在、過去最大規模のリニューアルに伴い、完全キャッシュレス化などのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進。これに伴い、パナソニックの顔認証技術を活用した顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」の採用を決めた。
事前に特設サイトでクレジットカードや顔画像などの情報を登録した利用者が、東京ドームに入場したり場内で買い物をしたりするときに、「顔パス」でできるようにした。
2021年3月から実施してきた顔認証決済・入場の実証実験では、マスク着用時でも99%以上の認証率を実現し、今回の本格導入が決まったという。
同社の顔認証技術は、羽田・成田など国内7空港でも導入実績があるという。担当者は「ドームへの入場がスムーズになり接触機会も減るため、感染症対策としても有効。今後もサービスを広げていきたい」と話している。
顔認証決済は3月2日から、顔認証入場は同25日から運用を開始する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング