東京ドーム、顔パスで入場可能に パナソニックの技術導入感染症対策に有効

» 2022年03月02日 18時00分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは3月1日、東京ドームの入場ゲートに同社の顔認証技術が導入されると発表した。来場者は「顔パス」による入場や買い物が可能になるという。

顔認証ゲート(以下リリースより)

 東京ドームは現在、過去最大規模のリニューアルに伴い、完全キャッシュレス化などのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進。これに伴い、パナソニックの顔認証技術を活用した顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」の採用を決めた。

顔認証で手ぶらでも買い物が可能に

 事前に特設サイトでクレジットカードや顔画像などの情報を登録した利用者が、東京ドームに入場したり場内で買い物をしたりするときに、「顔パス」でできるようにした。

 2021年3月から実施してきた顔認証決済・入場の実証実験では、マスク着用時でも99%以上の認証率を実現し、今回の本格導入が決まったという。

 同社の顔認証技術は、羽田・成田など国内7空港でも導入実績があるという。担当者は「ドームへの入場がスムーズになり接触機会も減るため、感染症対策としても有効。今後もサービスを広げていきたい」と話している。

 顔認証決済は3月2日から、顔認証入場は同25日から運用を開始する。

顔認証ゲート

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