グルメコミュニティサービス「SARAH」を運営するSARAHは3月10日、最新の外食トレンド調査の結果を発表。カフェメニューの1つ「キャロットケーキ」が近年、人気上昇傾向にあることが分かった。
同社は、「SARAH」で集まったユーザーの口コミ投稿を、外食ビッグデータ分析サービス「FoodDataBank」で分析。その結果、2020年秋頃からキャロットケーキの口コミ投稿数が増え、現在も伸長を続けていることが判明したという。
キャロットケーキは英国発祥の伝統菓子。すり潰したニンジンのスパイスが効き、ナッツやレーズンを加えた歯ごたえも抜群。もともと、健康志向の欧米人らの間で根強い人気があり、食後のデザートとして食べられることが多かったという。
最近では、20代を中心に、主にカフェでコーヒーと一緒に食べるスタイルが流行。スイーツと食事の中間のような、小腹を満たすメニューとして注目されているという。
また、キャロットケーキの価格帯について調査した結果、500円以下のメニューが約7割を占めていることが分かったという。
このほか、年代・性別ごとの人気度を見ると、20代女性からの人気が圧倒的に高い。キャロットケーキに関連する高頻出ワードは、「スパイス」「しっとり」「クリームチーズ」の順に多いことも分かった。
同社は、「コロナ禍における中間食ニーズの高まりを受け、食べ応えのあるキャロットケーキの人気度が高まっているのかもしれない」と分析。キャロットケーキは引き続き、外食産業にとって大きな商機となりそうだ。
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