西武鉄道は3月25日、西武池袋線の「池袋駅」「豊島園駅」を、映画『ハリーポッター』の世界をイメージした内装にリニューアルすると発表した。2023年開業を目指す。同社は20年8月に閉園した「としまえん」跡地に、同作品と『ファンタスティック・ビースト』のテーマパークを誘致すると発表しており、始発駅と最寄り駅をリニューアルすることで来場者の増加や駅周辺の活性化につなげたい考え。
池袋駅は英国・ロンドンの「キングスクロス駅」を参考に、豊島園行きが主に発着する1・2番ホームを改修する。一方の豊島園駅は、作中の主人公が通う「ホグワーツ魔法魔術学校」の最寄り駅「ホグズミード駅」を彷彿とさせる、赤を基調としたホームに改修する。改修に合わせ、同社は豊島園駅の駅舎を新たに建設するとともに駅前広場もリニューアルする方針。同社は「映画の世界をより身近に感じられる」と説明している。既存の駅舎は新駅舎オープン後に撤去するという。
同社は20年8月、としまえん跡地の一部に「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐メイキング・オブ ハリー・ポッター」を建設すると発表。配給元のワーナーブラザーズとの契約を締結していた。同施設には映画制作で実際に使用した本物の衣装や小道具を展示。作中同様の魔法の世界を満喫しながら映画制作の工程などを体験できる。23年前半の開業を目指し、21年5月に着工した。
西武鉄道は「開業に向け、豊島園駅周辺エリアの活性化に取り組んでいく」としている。
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