東急不動産と鹿島建設は、両社が進める東京都千代田区の「旧九段会館」保存・建替えプロジェクトについて、施設名称を「九段会館テラス(KUDAN-KAIKAN TERRACE)」に決定したと発表した。また、地下1階から5階に配置するシェアオフィスや店舗などの概要なども明らかにした。同施設は、7月の竣工を予定している。
九段会館テラスの名称は、隣接する「北の丸公園」の緑を借景にするテラスとして、また「旧九段会館」を再度“照らす”という意味を込めて名付けた。登録有形文化財の名称を残すことで、歴史的な価値を後世につなぐ狙いがあるという。
登録有形文化財の建物を“生きたスペース”として保存復元し、現代建築と融合させたレトロモダンな場づくりを目指す。帝冠様式を最も表している建物北側と東側部分はL字状に保存し、保存部分と新築部分の境界線はあえて融合するデザインとする。
また、同施設保存部分の地下1階から5階の低層階には、オフィスワーカーの多様な働き方を支える付帯施設を備える。
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