イオンが2022年2月期通期の連結決算を発表した。売上高にあたる営業収益が8兆7159億円。前期比1.3%増で、過去最高額だった。
ただし、同じく小売り大手のセブン&アイホールディングスの22年2月期通期の営業収益は8兆7497億円(前期比151.7%)と、イオンよりも338億円上回っている。セブン&アイHDは21年に買収した米スピードウェイ社が率いる、海外コンビニエンスストア事業が好調で、大きく収益を伸ばした。
これにより、イオンは国内の小売業界売り上げ首位の座をセブン&アイHDに明け渡すことになった。
営業利益は1743億円(前期比115.8%)、経常利益は1670億円(同120.4%)。当期純利益は65億円。前期は新型コロナウイルスによる店舗の休業などの打撃を受け、710億円の赤字だったが、純利益ベースでも黒字に転換した。依然としてコロナ禍前の水準には届かないものの、775億円の改善となった。
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