トヨタ、新型EV「bZ4X」発表 サブスク「KINTO」限定で5月発売へ初年度は5000台販売目指す

» 2022年04月12日 18時44分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は4月12日、新型EV「bZ4X」を正式発表した。サブスクサービス「KINTO」限定で5月12日に発売し、初年度は5000台の生産・販売を目指す。

photo 新型EV「bZ4X」

 559キロの航続距離と、10年後90%という世界トップレベルの電池容量維持率を実現。FWD(2輪駆動車)と4WD(4輪駆動車)の2タイプを提供する。ただ、「EVに対するユーザーの不安解消と、電池の全数管理と3R推進によるCN(カーボンニュートラル)への貢献を目指す」として、個人ユーザーにはKINTOでの全数リース販売とする。

 KINTOでは最長10年、電池性能70%を保証するとともに、5年目以降は月額を毎年段階的に引き下げ中途解約金もゼロとする。メーカー希望小売価格はそれぞれ600万円と650万円だが、月額料金は現時点で未定。同社はKINTO公式Webサイトで「5月2日に発表する」としている。

photo KINTOでのプラン
photo メーカー希望小売価格

 同社はまた、充電インフラの拡充に取り組む方針も明らかにした。今後のEV普及進度を踏まえつつ、2025年を目途に、全国のトヨタ販売店に急速充電器を設置していく計画だという。22年は需要が高い地域を中心に順次設置を進める方針。

 同社は「bZ4Xを契機に、ユーザーが安心してEVに乗車でき、またCNに貢献し得る販売手法にチャレンジしていく」としている。

photo トヨタ自動車本社(出典:同社公式Webサイト)

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