変革の財務経理

東証再編「骨抜きになった」との批判も 社長はどう回答?あの企業はどの市場に?(1/3 ページ)

» 2022年04月13日 11時20分 公開
[研修出版]

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 本記事は、2022年3月号に掲載された「連載『新聞用語ナナメ読み』今月のキーワード 東証の市場再編/経済ジャーナリスト 小田切隆」を、ITmedia ビジネスオンライン編集部で一部編集し、転載したものです。

 東京証券取引所が1月11日、4月にこれまでの4市場を再編して新たに設ける3区分「プライム」「スタンダード」「グロース」について、それぞれの市場を選んだ企業名を発表しました。最上位のプライム市場に入ることを選んだ企業は、トヨタ自動車、パナソニックなど1841社で、日本を代表する企業が名を連ねています。

 ただ、東証1部に上場していた2185社の84%がそのまま最上位に移行することになり、市場の姿は今とあまり変わりません。再編で東証が狙う市場の活性化につながるのか、疑問視する声も出ています。

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