缶けり専用の“プラ製カン” ボードゲームメーカーが「ゲームマーケット2022春」で販売 理由は？：鬼ごっこ協会の解説本付き

[ほしのあずさ，ITmedia]

　ボードゲームメーカーのオインクゲームズ（東京都港区）が、「カンケリ専用カンセット」を発売する。子どもや幼い頃にカンケリをして遊んだ大人をターゲットとし、プラ製の専用カンと解説本をセットにして展開。4月23〜24日に東京ビッグサイトで開催される「ゲームマーケット2022春」にて販売する。なお、会場での販売価格は2000円。

オインクゲームズが「カンケリ専用カンセット」を発売する（出所：プレスリリース）

　カンケリとは、カンを守る親と、カンを蹴ろうとする鬼に分かれて遊ぶ、アクティブなかくれんぼ。同製品では、ゲームの面白さを残したままルールをまとめ、鬼ごっこ協会による解説本「カンケリのデザイン」もセットにした。アイテム一式を収容したプラ製のパッケージは、そのままカンとして使えるよう蹴りやすい大きさにしたという。

解説本もセットになっている（出所：プレスリリース）

　同社は、伝承ゲームは流通しているモノや環境の変化によって、時代とともに忘れられてしまうものも珍しくないとした上で、「優れた伝承ゲームである”カンケリ”を、しっかりとしたモノとルールという形で残していきたいという強い気持ちから開発した」とコメントしている。

「カンケリ」使用イメージ（出所：プレスリリース）

　対象年齢は6歳以上で、2〜10人でのプレイを想定している。4月29日からは公式オンラインショップでも取り扱いを開始する予定。