大阪市の地下街「ホワイティうめだ」に204面のデジタルサイネージ 災害時は防災情報を自動配信

» 2022年04月19日 08時45分 公開
[ほしのあずさITmedia]

 大阪地下街(大阪市)が運営する大阪市の地下街「ホワイティうめだ」全館に、204面のデジタルサイネージが設置された。デジタルプロデュース企業のクラウドポイント(東京都渋谷区)が進めたもので、4月18日より本格的なサービスを開始。非常用放送設備や自動火災報知設備、既設サイネージと連携し、防災情報を自動配信するという。

梅田 「ホワイティうめだ」全館に204面のデジタルサイネージを設置した(出所:プレスリリース)

 「ホワイティうめだ」は、1日約40万人超が訪れる日本最大級の複合商業地下街。梅田の各駅と施設、街を連絡する機能を有している。

 設置したデジタルサイネージは、安心・安全利用を第一ミッションとし、非常用放送設備や自動火災報知設備、既設サイネージとの連携で防災情報を自動配信する。防災センターのPCからマニュアル操作により、必要な情報を多言語対応し発信できるようにした。また、停電時は2次電源で効率的に地下街全域へ情報を発信する。

梅田 災害時にサイネージ連動したデモ放映(出所:プレスリリース)

 さらに「ホワイティうめだ200シーリングビジョン」とて第三者による広告運用を実施し、収益モデルのデジタルサイネージとして運用する。クラウドポイントは今回の導入について「サービスソリューション提供型デジタルサイネージの展開における一つのフラグシップになると期待している」とコメントした。

梅田 地下街天井部を中心に204面を設置する(出所:プレスリリース)

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