「Webサイトが使いやすい地方銀行」ランキング 3位「横浜銀行」、2位「群馬銀行」、1位は?(1/2 ページ)

» 2022年04月22日 11時50分 公開

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 ITセキュリティサービスを提供するブロードバンドセキュリティ(東京都新宿区)は、「Gomez地方銀行サイトランキング2022」を発表した。本調査は今回で10回目。「機能性・使いやすさ」と「商品・サービス情報の充実度」の2つの視点から今回1位となったのは「伊予銀行」(7.86点)だった。

ブロードバンドセキュリティは「Gomez地方銀行サイトランキング2022」を発表した(画像はイメージ)
「Gomez地方銀行サイトランキング2022」(出所:リリース、以下同)

 2位は「群馬銀行」(7.74点)、3位は「横浜銀行」(7.63点)という結果だった。

カテゴリ別ランキング

 総合1位は「伊予銀行」で、前年の総合6位から大きく順位を上げた。カテゴリ別では「機能性・使いやすさ」で1位、「商品・サービス情報の充実度」で8位だった。Webメディアを通じた投資や資産運用の記事の充実、動画を含めた公式SNSでの情報発信を積極的に行っていることが評価された。

 入力フォームの最適化に伴う内容に応じた文字種変換やエラーのリアルサポート機能の導入、支店ページでATM混雑状況の目安表の提供などユーザーに寄り添うサービスが行き届いていることも好評だった。

伊予銀行の公式Webサイト

 総合2位は「群馬銀行」で、カテゴリ別では「機能性・使いやすさ」で4位、「商品・サービス情報の充実度」で1位となった。サイト改良を順次重ねていて、総合は前年と同じく2位だったが、カテゴリ別はどちらの項目も1つずつ順位を上げた。

 特徴的なサービスとして個別のWeb相談を実施、ローンや資産運用、相続まで対応している。ライフプランシミュレーション機能は簡易版と詳細版から自分に合った診断が選べ、トップページのファーストビュー内では、キャンペーン告知や最新情報を目に留まりやすいよう大きく配置し、時代に合わせたサービスの提供を行っている。

群馬銀行公式Webサイト

 総合3位は「横浜銀行」で、カテゴリ別では「機能性・使いやすさ」で7位、「商品・サービス情報の充実度」で2位だった。マルチデバイスを考慮したグローバルメニューやサイト構成が特徴的で、来店不要のローン申し込みはSMS(ショートメッセージサービス)を利用し、Web完結型で提供する。

 シミュレーション項目を一覧化したページを提供し、預金商品やローンごとに受取額や返済額を確認した後に仮審査申込を行う導線を確保するなど、ユーザー自身が疑問を解決するフローを整備した充実度の高いサイトを提供している。

横浜銀行公式Webサイト

 4位は「千葉銀行」(7.61点)、5位は「八十二銀行」(7.58点)、6位は「北陸銀行」(7.47点)、7位は「関西みらい銀行」(7.29点)、8位は「北洋銀行」(7.22点)、9位は「東京スター銀行」(7.21点)、10位は「きらぼし銀行」(7.16点)という結果だった。

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