消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
スマホで保険契約ができる保険ガイド「リアほ」を運営するWDC(千葉県船橋市)は、医療保険に加入している20〜40代の女性約1000人を対象に、医療保険に関する意識調査を実施。月々の医療保険の保険料は「2001〜3000円」が最多となり、45.5%が「医療保険を見直したことがない」と回答した。また、保険見直しについては「対面で相談して加入」が58.8%と最多だった一方で、「インターネットで加入(ネット保険)」が30.1%と、ネット保険需要の拡大がうかがえた。
医療保険の月々の保険料を聞くと、20代は1001〜2000円、2001〜3001円が同率(23.0%)でトップだったのに対し、30代は2001〜3000円が27.0%でトップ、40代は6001円〜が26.0%でトップと、年代による金額の差が見られた。全体では、2001〜3000円が最多となった。
医療保険に加入したきっかけは、1位が「社会人になった」(30.7%)、次いで「結婚をした」(16.7%)、「周囲からのすすめ」(16.4%)となり、ライフステージの変化に伴い加入をしていることがうかがえた。
加入している医療保険については、1位が「死亡保険」(40.5%)、次いで「がん・特定疾病保険」(39.5%)、「個人年金保険」(19.0%)だった。
医療保険の見直しについては、「見直したことがない」がもっとも多く、半数近くの45.5%に。次いで「2〜3年以内」(16.3%)、「1年以内」(14.2%)だった。
「医療保険を見直すとしたら、どのような方法で加入したいか」という質問には、「対面で相談して加入」が58.8%と過半数だった一方、「インターネットで加入(ネット保険)」が30.1%となった。
インターネットで加入を検討している理由は、1位が「自分で色々調べて判断したいため」(57.8%)、次いで「インターネットの方が安い保険がありそうだと感じるため」(40.4%)、「提案を受けると断りづらいと感じるため」(27.2%)だった。
医療保険加入の際に重視しているポイントは、1位が「保障内容が充実していること」(64.4%)、次いで「保険料が安いこと」(55.4%)、「自分のライフスタイルに合っていること」(37.2%)だった。
調査を通じて、対面には及ばないものの、インターネットを通じて医療保険に加入する人が約3割に上り、ネット保険が一般化してきている様子が見えてきた。
アンケートは3月25〜28日、医療保険に加入している20〜40代の女性1111人にWebで実施した。
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