一方で、充電スポットの不足が課題となっており、EV普及を阻害する一因になっている。次世代自動車復興センターの集計によると、20年3月末時点での全国の充電スポット数は1万8270カ所。ガソリンスタンド(GS)の6割にとどまる。
政府は30年までにガソリン車並みの利便性を実現するため、21年6月作成の「成長戦略実行計画」で、急速充電設備を全国に3万基設置すると明記。自動車メーカー各社が中心となって、充電インフラの充実を図っている。
EVを巡っては、航続距離がガソリン車に劣るのはもちろん、フル充電までに時間がかかることによる充電待ちの懸念や、充電スポットが少ない地方では“充電難民”になるリスクも、弱点として指摘されている。
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