ZOZOが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」は、アプリ上からファッションアイテムを簡単に出品・購入できるフリマ機能を今夏に導入すると発表した。WEARは、2013年にサービスを開始したファッションSNS。22年3月時点でアプリダウンロード数は1600万を突破し、1200万件を超えるコーディネートが投稿されている。
今回導入するフリマ機能では、WEARのマイページに登録されているファッションアイテムの出品・販売が可能となる。また、他の投稿者のコーディネートに使われているアイテムに対して、「WANT」ボタンから出品をオファーすることも可能だ。
好きな投稿者の着用アイテムや買い逃したアイテムなどに対して、「WANT」ボタンを押すだけでアイテムへの購買意欲が示される。オファー時に購入希望額を設定すれば、オファーを受けた投稿者が自身の所有アイテムの需要を知り、出品価格の参考になるなどの側面もある。
なお、「WEAR」に出品されたアイテムは、「PayPayフリマ」にも同時出品される仕様となっている。
同社は、4月27日に22年3月期連結決算を発表した。売上高は1661億9900万円(前期比12.8%増)、営業利益は496億5600万円(同12.5%増)、経常利益は496億5500万円(同11.9%増)、当期純利益は344億9200万円(同11.5%増)となった。
来期もさらなる増収・増益を見込んでおり、その施策の1つに「『買う』以外のトラフィックを増やす」ことを挙げている。同社は、「今後も、WEARの強みであるコーディネート投稿を生かした、ファッションの新しい売り方・買い方の実現に取り組む」としている。
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