JR東、王子駅に「ロボット調理のそば店」開業 店舗運営を効率化：4月22日開業

[ITmedia]

　JR東日本クロスステーションは、JR王子駅（東京都北区）に「いろり庵きらくそば王子店」「ベックスコーヒーショップ王子店」をオープンすると発表した。オープンは4月22日。そばロボットやセルフレジを導入し、利便性向上や店舗運営の効率化を進める。

ベックスコーヒーショップといろり庵きらくそばの外観イメージ（プレスリリースより引用）

　いろり庵きらくそば王子店では、コネクテッドロボティクス（東京都小金井市）製のそばロボットを導入する。そばのピックアップから、ゆでる、洗う、締るといった作業を代替し、1時間あたり150食の調理能力がある。

設置するそばロボット（プレスリリースより引用）

　そばロボットは、2020年3月に初号機をそばいちnonowa東小金井店で、21年3月に2号機をそばいちペリエ海浜幕張店で導入しているが、いろり庵きらく店舗への本格導入は初となる。JR東日本クロスステーションは、26年までに駅そば店舗30店への導入を目指すとしている。

　また、既存店舗で導入している券売機連動呼び出しシステムに加え、QRコード読み取り機能付きの券売機を新たに設置。24年度中にはQRコード決済の開始を予定している。

導入予定の券売機とQRコード読み取り機（プレスリリースより引用）

　ベックスコーヒーショップには、呼び出しディスプレイを連動させたセルフレジ「TTG-MONSTAR」を導入する。TTG-MONSTARは、TOUCH TO GO（東京都港区）が開発した、オーダーから決済まで完了する無人オーダー決済端末。

TTG-MONSTARの設置例（プレスリリースより引用）

　導入によってレジ業務を削減できるほか、リアルタイムに厨房・バックヤードに注文情報を連携でき、混雑時間帯の回転率向上が図れるとしている。

　開業時キャンペーンとして、割引商品の販売や無料クーポンの配布を行うとしている。営業時間は、いろり庵きらくそば王子店が、平日午前7時〜午後10時半、土曜午前7時〜午後9時半、日曜・祝日は午前8時〜午後8時。ベックスコーヒーショップ王子店が、平日午前6時半〜午後10時、土日祝午前6時半〜午後9時。