2022年の新入社員、79.8%がテレワーク オフィスの必要性は?入社式は対面5割、研修はリモート7割

» 2022年04月12日 11時46分 公開
[ITmedia]

 「Job総研」を運営するライボ(東京都渋谷区)は、「新社会人 テレワーク実態調査」を実施した。調査によると、新社会人の79.8%がテレワークを実施し、頻度は「週に数回」が49.4%で最多となった。

在宅 新入社員のテレワーク実施率は79.8%

 入社当日の勤務形態は、出社が60.5%、リモートが39.5%だった。入社式の参加形態は、「対面式」と「リモート式」が半数ずつで割れる一方、研修の参加形態は、「リモート研修」が68.4%と多数を占めた。

在宅 入社式の参加形態、研修の参加形態(ライボ調べ)

 就活時の企業選定で、テレワークを「重視した」と答えたのは31.6%。理由として「通勤コストの負担がなくなるため」(43.0%)が最多で、次いで「生産性がアップするため」(17.7%)、「コロナ感染のリスクを減らすため」(16.5%)となった。一方、「こだわっていなかった」(59.6%)、「低めの希望条件だった」(8.8%)と、約7割が働き方としてテレワークを重視していなかったと答えた。

在宅 就活の希望条件 テレワーク重視度、テレワークを重視した理由(ライボ調べ)

 テレワークの満足度は71.0%が「満足」「やや満足」と回答した。また、テレワークの働き方は95.6%が賛成派の回答で、反対派はわずか4.4%。オフィスは76.3%が「必要」「どちらかといえば必要」と答えた。

在宅 現代の働き方によるオフィスの必要性(ライボ調べ)

 同社は、「コロナ禍で学生時代を送りリモート授業を経験した世代にとって、テレワークは当たり前となり、就活での企業選定では重要視するほど特別なことではなくなっている。その反面テレワークが当たり前の世代だからこそ満足度も高く、賛成派も同様に高い結果となったと推測される」と分析している。

 調査は、20〜1000人以上の会社に所属する4月入社の新入社員114人を対象に実施した。調査期間は3月23〜28日。

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