ヤクルトが2021年10月から販売している機能性飲料「Y1000」(税別150円)の売れ行きが絶好調だ。発売から2カ月後の同年12月には「想定を上回る売れ行きとなっており、一部で品薄状態となっております。お客さまおよび取引先さまには、大変ご迷惑をおかけいたしますこと、深くおわび申しあげます」とコメントを発表するほどである。その後もバラエティ番組やSNSなどで口コミが広がり、人気は加速している。Y1000はなぜこんなに売れているのだろうか。好調の要因を広報に聞いた。
同社は社会課題として認識されている「ストレス緩和」「睡眠の質向上」に対するニーズが高いと考え、21年4月に同社製品で最高密度となる「乳酸菌シロタ株」1000億個を含むYakult1000を開発、ヤクルトレディによる宅配に限定して販売を始めた。広報担当者によると「乳酸菌シロタ株は高密度にすることで神経系に作用することが明らかになっており、その作用をお客さまへメリットとして具現化できる機能は何だろうと考えた」とコメントしている。
Yakult1000の売り上げは発売以降好調に推移したという。これを受け、Yalult1000を店舗向けに再設計し、販売を始めたのがY1000だ。
Y1000は発売後から、30〜50代の男女を中心に好評だという。同社は好調の背景には消費者の日常生活でのストレス、睡眠に関する問題を解決したいというニーズが高いことにあると考えている。
同社は、Y1000の販売数を開示していないが、Yakult1000は1日あたり114万本(21年4〜12月実績)を販売しているという。
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