10代が「成年(成人)になったら挑戦したいこと」 1位は?16〜19歳に調査(1/2 ページ)

» 2022年05月06日 16時49分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 マーケティングアプリケーションズは、2022年4月に成年年齢が18歳に引き下げられたことを踏まえ、16〜19歳の男女を対象に「成年(成人)に関する調査」を実施した。成人になったら「最も挑戦したいこと」を聞いたところ、1位は「携帯電話の契約」だった。

成人に対する価値観、男女別や地域別の違いは

男女別、成人になることが「楽しみか」どうか(出典:プレスリリース、以下同)

 成人になることが「楽しみか」を聞いたところ、男女別では男性の60.7%が「楽しみ」と回答したのに対し、女性は半数以下の47.8%だった。

地域別、成人になることが「楽しみか」どうか

 関東1都3県と愛知、大阪、兵庫、福岡を合わせた「1都3県/都市圏」と「その他」で分けた地域別では、「1都3県/都市圏」グループの57.0%が「楽しみ」と回答。「その他」のグループは51.2%となった。

親の同意なくできて、挑戦したいこと

 新制度で18歳からできる各項目を確認したところ、「携帯電話の契約」「賃貸物件の契約」「ローンを組む」「クレジットカードを作る」「雇用契約(アルバイト含む)」「10年間有効のパスポートの取得」「公認会計士や司法書士、医師免許などの資格取得」「結婚」「選挙での投票」「普通自動車免許の取得」すべての項目に正解した人は、全体の約18%。

 最も挑戦したいことは、1位「携帯電話の契約」(62.0%)、2位「雇用契約(アルバイト含む)」(58.8%)だった。

18歳になったら最も挑戦したいこと

 上記の全問正解者に絞って集計を行ったところ、挑戦したいことのTOP2に変化はないものの、「携帯電話の契約」が71.7%、「雇用契約(アルバイト含む)」が68.9%と数値が高く、またすべての項目においても数値が高く集計された。同社では「しっかりと項目を理解している10代は、成人として扱われることのリテラシーが高いと推察できる」としている。

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