キユーピーは5月24日、たまご商品ブランド「キユーピーのたまご」から「ゆでたまご ほんのりしお味」を発売する。殻がむいてある半熟のゆでたまごをパッケージし、出してそのまま食べられるようにした商品。1袋でタンパク質7.4グラムが摂取でき、コンビニの利用が多い単身若年層が手軽にスナック感覚でタンパク質を補給できる商品として訴求する。
同社によると近年、健康志向の高まりからタンパク質を意識して摂取する傾向があり、同社が行った調査「たまご白書2021」では、「卵について魅力を感じること」との問いに「卵はタンパク質が豊富」と回答した人が約6割と突出して高かったという。また「卵は栄養バランスが良い」「卵は免疫力をアップさせる」「卵のタンパク質は良質」といった点に魅力を感じている人も多かった。
一方、ゆでたまごは調理に時間がかかり、長期間の保存も難しいことから作り置きが困難という課題がある。そこで同社は、ゆでたまごの殻をむき冷蔵で30日間保存できる商品を開発したという。
「そのままパクっと食べられる ゆでたまご」は、2021年4月から全国の総菜売場を中心に販売しており、販売数は5月時点で月間20万個まで伸長している。購入者からは「ゴミ(殻)が散らからなくてよい」「手が汚れない」などの声があったという。
新たに発売する「ほんのりしお味」は、関東エリアの一部コンビニエンスストアで展開。今後は、販売業態およびエリアを順次拡大する予定としており「ゆでたまご」の新たな売り場の創出を目指す。
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