ベビーシッターの仕事、主婦の4割が「興味あり」 トラブルへの懸念7割に主婦1400人にアンケート

» 2022年05月23日 10時20分 公開
[季原ゆうITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 ビースタイルメディア(東京都新宿区)は、運営する求人サイト「しゅふJOB」で、家事代行・ベビーシッターの仕事について経験者と未経験者約1400人を対象に意識調査を実施した。その結果、主婦の約4割が家事代行・ベビーシッターの仕事に興味があることが分かった。

「家事代行・ベビーシッターの仕事」の意識調査を実施(出所:写真AC)

 家事代行やベビーシッターの仕事は、特別な資格や経験が必要なく、主婦が培った家事・育児の経験を生かせる、主婦が活躍しやすい職種とされている。

 最初に、家事代行の仕事経験について聞いてみると、「経験がある」と回答した人は5.5%、「経験はないが興味がある」「経験はないが興味があって求人原稿を見たことがある」と、「興味がある」と39.1%が回答したことが分かった。

 また、ベビーシッターの仕事経験については、「経験がある」人は5.6%、家事代行と同様に「興味がある」とした人は40.9%いることが分かった。

家事代行の仕事経験(出所:プレスリリース)
ベビーシッターの仕事経験(出所:プレスリリース)

 未経験者に対し、「家事代行やベビーシッターの仕事に持つ良いイメージ」を聞いてみると、1位は「家事(育児)の経験を生かせる」(53.8%)だった。次いで、「家から近い場所で働ける」(32.5%)、「短時間で働ける」(31.5%)となった。

「家事代行・ベビーシッター」良いイメージ(出所:プレスリリース)

 家事代行やベビーシッターの仕事をちゅうちょしてしまう理由については、「事故・破損などの問題がありそう」と回答した人が65.3%で最多となった。次いで「知らない人の家に行くのにちゅうちょがある」(60.1%)、「期待値が高くクオリティーに満足いただけないことがありそう」(51.0%)だった。

「家事代行・ベビーシッター」仕事をちゅうちょしてしまう理由(出所:プレスリリース)

 次に、経験者に対し仕事を始めたきっかけを聞いてみると、1位は「希望のシフト通り仕事ができる」(76.1%)であることが分かった。次いで多かったのが、「家事・育児の経験を生かせる」(70.4%)、「短時間で働ける」(70.0%)となった。

仕事を始めたきっかけ(出所:プレスリリース)

 また、家事代行やベビーシッターの仕事の魅力について尋ねてみると、「お客様に喜んでもらえるのが嬉しい」が73.9%で最多となった。

 働く前と今とでのギャップについて聞いてみると、「時間が思ったよりとられた」(48.0%)、「好きな時間にシフトを入れられた」(41.3%)、「思ったより稼げなかった」(34.2%)などといった回答が上位に挙がった。

 調査は、「しゅふJOB」に登録している未経験者817人と、家事代行・ベビーシッターサービス会社5社(キッズライン、パソナライフケア、ベアーズ、ポピンズシッター、ミラクス)に登録している619人を対象に、2〜4月にかけてインターネットで実施した。

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