OUTDOOR TRIP(和歌山県串本町)は5月21日、和歌山県白浜町の志原海岸に、グランピング施設「In the Outdoor白浜志原海岸」全16棟をオープンした。同社は「ラグジュアリー志向の施設が多く開設されるグランピング業界で、『アウトドアの醍醐味』にスポットを当て、自然の素晴らしさを伝えることを目的とした施設」と説明している。
和歌山県南部の「南紀白浜」は、大阪から車で約2時間半の場所に位置しており、テーマパークの「アドベンチャーワールド」やビーチ、温泉などがあり、関西屈指の観光スポットとして知られる。同施設は、吉野熊野国立公園内にあり、建物の設計、立地、コンセプト、サービスなどさまざまな点で利用者目線でのこだわりを詰め込んだという。
デザイナーが内装を監修したグランピングテントは、キャンプの気分をそのまま楽しめるようにした。家族やカップル、ペット連れや大人数でのグループ旅行など、ニーズに合わせた部屋を提供する。オリジナルBBQでは、和歌山県産の新鮮な肉と野菜を使用し、アウトドアの醍醐味を味わえるようにした。
さらに、愛犬と一緒の宿泊を可能としたドッグラン付きプライベートキャビンも整備した。冬はまきストーブで、木のぬくもりを感じる宿泊体験を提供する。また、車いすの利用者も泊まれる設計とし、シャワーとトイレも安心して利用できるようにした。
そのほか、建築家の隈研吾氏とスノーピークが共同で開発した、木箱型のトレーラーハウス「住箱‐JYUBAKO-」も設置した。アメニティは、歯ブラシやタオルといった基本的なものから、パジャマやお菓子、女性専用のパウダールームなど、アウトドアに不慣れな人も手ぶらで利用できるようにした。
価格は、「住箱」が2人1室で1人2万2000円〜、「プライベートキャビン」が2〜4人1室で1人2万4200円〜、「グランピングテントスウィート」が同1万9800円〜。
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