日本航空とJALUX(東京都品川区)は5月31日、「フライトシミュレーター体験&IOC見学」を発売すると発表した。コロナ禍で航空需要が減少する中、もう一度飛行機を身近に感じてほしいとJALの若手パイロットと業務企画職が企画した。
同プランでは、希望に沿ったシナリオでのフライトシミュレーター操縦体験を提供する。また、JALの航空機運航を集中管理するIOC(インテグレーテッドオペレーションズコントロール)の見学をセットにした。IOCを一般客へ公開するのは初だという。
フライトシミュレーター体験では、JALパイロットが訓練で使用しているボーイング767・777型機のシミュレーターを約2時間体験可能とした。事前にJALパイロットがヒアリングを行い、オリジナルのシミュレーターシナリオを作成。出発地から目的地までの運航体験や離着陸の操縦体験、エンジン1基のみでの着陸操作など、希望をかなえるプランとした。
また、2019年の発足以来、関係者以外には非公開としていたIOCの内部を初めて公開する。IOCでは24時間体制で世界中の航空機の運航状況を確認し、機上のパイロットや空港スタッフをサポートしている。同プランではIOCの見学に加え、現役の運航管理者による飛行前ブリーフィングの模擬体験も用意した。
実施日は7月4日、6〜8日、8月1、2、8、9日の8日間。午前8時50分〜午後3時30分のAコースと午前10時50分〜午後5時30分のBコースに分けて実施する。価格は1組36万円で、定員は1組2人。応募は、6月12日午後5時までとした。
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