星野リゾート、旧奈良監獄をホテルに エリア一体整備で24年開業予定官民協働で新しい奈良に

» 2022年06月03日 12時35分 公開
[ITmedia]

 奈良市は5月31日、星野リゾート、合人社計画研究所、法務省と協働で、鴻ノ池運動公園及び旧奈良監獄連携プロジェクトを本格始動すると発表した。神社仏閣といったこれまでのイメージにスポーツや文化・観光を融合し、奈良の新しいイメージ発信拠点の創出を図る。

奈良 鴻ノ池運動公園及び旧奈良監獄(プレスリリースより引用)

 同プロジェクトでは、重要文化財の旧奈良監獄と、隣接する鴻ノ池運動公園を一体的なエリアに整備する。

 旧奈良監獄は、星野リゾートがホテルや監獄資料館への改修を進める。赤れんが建造物を最大限に生かした「上質な宿泊施設」を実現し、2024年の開業を目指す。

奈良 旧奈良監獄 庁舎正面の様子(星野リゾート公式Webサイトより引用)

 鴻ノ池運動公園は、スケートボードパークやランニングステーション、ランニングコースを整備。公園の整備を行う民間の事業者を公募し選定する制度(Park-PFI)による、公園活性化も検討するとしている。

奈良 整備のイメージ(プレスリリースより引用)

 総事業費は各エリア約2億6000万円で、合計約5億2000万円。国の地方創生拠点整備交付金と、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)による民間事業者からの寄付を活用するとしている。

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