自分の1時間の価値 プライベートは「1万3639円」、仕事は?時間が足りない

» 2022年06月08日 11時21分 公開
[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 コロナ禍生活が3年目に突入しているが、時間の感覚や使い方にどのような変化がでているのだろうか。10〜60代の男女に聞いたところ「時間を意識して行動する」と答えたのは87.3%で、2021年に実施した調査よりも2.3ポイント増えていることが、セイコーホールディングス(東京都中央区)の調査で分かった。

 また、「時間に追われている感覚」(66.3%)も同4.5ポイント、「時間に追われている感覚の変化」(48.0%)も同3.8ポイント、それぞれも増加した。この結果について、セイコーホールディングスは「昨今、日常生活の一部が徐々にコロナ前の形に戻ってきている。そのことが『時間を意識して行動する』『時間に追われる』という意識に影響しているのかもしれない」とコメントした。

時間を意識し時間に追われる感覚が戻ってきている?

 「1日24時間が足りない」と感じている人は、どのくらいいるのだろうか。この質問に対し、57.2%が「足りない」と回答。多忙な時間感覚が戻りつつあるからか、前年と比べて2.1ポイント増えていることが分かった。

「時間が足りない」という人が増加

 自分の1時間の価値(=時価)を値付けしてもらったところ、仕事や家事・勉強をするオンタイムは「1時間4983円」、前年(4253円)より730円上昇した。プライベートなオフタイムも「1時間1万3639円」と前年(1万2992円)より647円、時価が高い。

自分の1時間の価値

 インターネットを使った調査で、10〜60代の男女1200人が回答した。調査期間は4月28日〜5月1日。

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