千葉・勝浦海中公園にレストランとスパを併設した複合施設 2022年夏誕生複合施設「eden」

» 2022年06月16日 10時25分 公開
[ほしのあずさITmedia]

 飲食店や商業施設を運営するSalt Group(ソルト・グループ、東京都港区)は6月15日、千葉県勝浦市の「勝浦海中公園」(運営:千葉県勝浦海中公園センター)内に今夏オープンする複合施設「eden」の指定管理者として、施設運営を行うと発表した。

 同施設は、勝浦市が建設するレストランとサーマルスプリングスパ(天然温泉スパ)を併設した施設。天候に左右されず年間を通して楽しめる施設として整備し、少子化や若者の流出に直面している勝浦市の人口流入の増加を目指す。

海中公園 千葉県勝浦海中公園内に複合施設「eden」がオープンする(出所:プレスリリース)

 edenは、オールオーシャンビューの複合施設で、総面積は約725平方メートル。1階のレストランはシーフードをメインとし、地元で採れた食材を使ったパエリアやナチュラルワイン、カクテルなどを提供する。

海中公園 レストランイメージ(出所:プレスリリース)

 併設するショップでは、フォカッチャや勝浦市をはじめとする千葉県の野菜や名産品、土産などを販売する。

海中公園 ショップイメージ(出所:プレスリリース)

 また、2階のスパエリアは、勝浦の特徴でもあるリアス式海岸の断層をイメージした。海を一望できるサーマルスプリングスパやサウナを完備するほか屋外ラウンジスペースも用意し、レストランのシャンパンやカクテルを片手にくつろげるようにした。

海中公園 2階のサウナ付きサーマルスプリングスパイメージ(出所:プレスリリース)

 千葉県の南東部にある勝浦市は東京から約90分の場所に位置し、年間を通して温暖な気候で観光地として栄えてきたが、2000年代前半以降は観光客が年間5分の1に激減。海水浴を目的とした観光流入はあるものの、観光ニーズの多様化に対応しきれていないことや、少子化や若者の流出に起因する事業の後継者不足により、産業としての弱体化が課題となっている。

 そこで同グループでは、近隣エリアでの宿泊施設の建設なども視野に入れ、地域全体を総合的に再生し活性化を目指す。

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