日本長者番付2022 孫正義氏は3位転落 お金持ち1位は?米経済誌「フォーブス」が発表

» 2022年06月30日 15時32分 公開
[ITmedia]

 フォーブスジャパンは6月1日、「日本長者番付2022」を発表した。その結果、ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏が、3兆500億円で保有資産額トップだった。柳井氏がトップになるのは2020年以来2年ぶり。衣料品大手ユニクロの国内・中国市場における売り上げの低迷が、親会社であるファーストリテイリングの株価に影響した。

長者 保有資産額トップの柳井正氏(公式Webサイトより引用)

 2位は、ファクトリー・オートメーション用センサーなどを手掛けるキーエンスの創業者、滝崎武光氏で保有資産額は2兆7920円。滝崎氏は今回初めて2位にランクインしたものの、保有資産額は昨年の2兆8420億円から約500億円減少した。

 3位にランクインしたのは、昨年1位のソフトバンクグループ創業者である孫正義氏。保有資産額は2兆7270億円で、昨年の4兆8920億円から50%以上減少。今回のランキングに入った50人中、金額(ドル換算)、変動率ともにマイナス幅が最も大きかった。

長者 昨年1位の孫正義氏は3位

 一方、ホスピス事業などを手掛けるアンビスホールディングスの創業者、元研究者の柴原慶一氏や、精密加工装置の製造・販売などを行うディスコの創業家である関家一家氏、化粧品会社DHCの創業者である吉田嘉明氏、茶・清涼飲料水メーカー伊藤園の会長、本庄八郎氏など6人が初の番付入りを果たした。

長者 日本長者番付2022 1〜10位(プレスリリースより引用)

 長引くコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻などによる原油価格や原材料費の高騰により、2021年4月以降、円相場は対ドルで17%下落し、日経平均株価は12%値下がりした。こうしたなか、最新の番付に入った富豪のうち38人の資産は1年前から減少。50人の保有資産合計額は約21兆7000億円だった。

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