焚き火台をタテからヨコに どんなメリットがあるのかゆらめく炎

» 2022年07月23日 08時00分 公開
[秋月かほITmedia]

 センスインタナショナル(東京都豊島区)は2021年に立ち上げたブランド「SCAMPER」にて、筒型のシリンダーコンロを発売した。焚き火のコンロは縦型が多かったが、横倒し型にすることで風量の調節がしやすく、重心が低く風にも強い安定感のあるコンロを実現した。価格はSサイズが1万9800円、Lサイズが3万9800円。

photo SCAMPER シリンダーコンロ(リリースより)

 カジュアルに使用できるポータブルな焚き火台は軽くて運びやすいものの、強風に弱い。さらに軽量でコンパクトなデザインのモノは小さな薪(まき)しか入らないことが多く、強度も弱くなりがちだった。

 SCAMPERのシリンダーコンロはシンプルなデザインながら重心のある安定したフォルムで、重量と耐久性を兼ね備えている。また部品は全て解体可能で付属のバッグに収まり、掃除のメンテナンスも簡単にできるようにした。

 本商品は無駄を省いたシンプルな構造で設営も簡単だが、ダッチオーブンやスキレット(鋳鉄製のフライパン)、BBQコンロ、スモーカーといったさまざまな“キャンプ飯”に対応できる。縦型の筒形コンロと比べて開口部が広いため、リラックス効果のある「火のゆらぎ」も見えやすくなっている。

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 背が低い形状かつ風の影響を受けづらい構造のため、海岸や川沿い、山上といった風が強い場所でも着火しやすく、火が消えにくい。開口部は広くサイドカバーの取り外しができるため、薪を多く入れられるうえ、長くて大きめの薪も入れられる。また、空気量の調節がしやすく、1回のセットアップで燃焼時間を長くキープできる点も特徴となっている。

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