マネーフォワードは7月27日、個人事業主や法人向けの事業用プリペイドカード「マネーフォワード ビジネスカード」に「あと払い機能」を追加した。独自の与信審査により、最大10億円の限度額を可能とする。
マネーフォワード ビジネスカードは、事前に残高をウォレットにチャージして利用するプリペイド型のビジネスカード。限度額が小さいためビジネスに利用できないという課題を解決している。
一方で、通常のクレジットカードとは違い、事前入金が必要なためキャッシュフローが悪化するデメリットもあった。「あと払い機能」はマネーフォワードが商品購入の支払いを建て替え、利用者は翌月20日に銀行口座振替で支払いを行う。この形により、実質的にクレジットカードと同様の使い勝手を実現した。
与信は、同社のクラウド会計サービス「マネーフォワード クラウド会計」などの会計データに加え、連携している銀行口座の残高や入出金履歴をもとに、独自のアルゴリズムで行う。最短10分で与信審査が完了し、限度額は最大10億円となる。
今後は、カード不要でウォレット残高から直接支払いが行えるウォレット払いやQRコード払いなど、さまざまな決済手段に対応していく予定だ。
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