求人情報でくわしく知りたいこと 2位「雰囲気、メンバーの人柄」、1位は?学情調べ

» 2022年07月27日 18時04分 公開
[小林香織ITmedia]

 学情(東京都千代田区)は、「求人での情報収集」についてアンケート調査を実施した。その結果、同じ20代でも就業経験の有無や経験年数によって、くわしく知りたいと思う情報は異なることが分かった。応募する企業の雰囲気を知るために活用したいものは、「動画」が47.6%で最多となった。

20代は応募企業の雰囲気を知るために「動画」をもっとも活用しているそうだ(出典:ゲッティイメージズ)

 今回は、20代が「求人情報」において何を重視しているのかを調査した。背景には、中途採用比率の公表義務化や多様な人材の登用など企業が中途採用に積極的になっていることで、優秀なビジネスパーソンの転職意向も高まると想定されていることがある。

 求人情報を見る際に重視するポイントは、「職種・仕事内容」が最多。2位、3位はヤングキャリア(就業経験3年以上)・第二新卒(就業経験3年未満)・既卒(就業経験なし)で異なる結果となった。

20代がもっとも重視するポイントは「職種・仕事内容」(学情のプレスリリースより)

 ヤングキャリアは2位が「給与」、3位が「休日・休暇」、第二新卒は2位が「休日・休暇」、3位が「応募資格(求める人材)」、既卒は2位が「応募資格(求める人材)」、3位が「休日・休暇」だった。仕事内容を軸に、ヤングキャリアは「待遇面」、第二新卒や既卒は「働きやすさ」や「自身が対象になるか」を重視していることが分かった。

 求人情報で詳細を知ることができると嬉しい情報は、「具体的な仕事内容」が最多。以下、「会社や部署の雰囲気、部署メンバーの人柄」「1日の業務スケジュール例」が続いた。

応募企業の「具体的な仕事内容」や「会社や部署の雰囲気、部署メンバーの人柄」を知りたい人が多い(学情のプレスリリースより)

 4位以降では、ヤングキャリアは第二新卒や既卒と比較して「年収例(給与・昇給のイメージ)」の回答が10ポイント以上高かった。一方、既卒は「選考でどこを見ているか」の回答が、ヤングキャリアや第二新卒よりも10ポイント以上高かった。

 応募する企業の雰囲気を知るために活用したいものは「動画」が47.6%で最多。次いで、「写真・画像」(29.0%)、「テキスト情報」(22.9%)となった。

20代が応募する企業の雰囲気を知るために活用したいものは「動画」(学情のプレスリリースより)

 調査は、2022年6月13〜26日に20代専門転職サイト「Re就活」のサイト来訪者を対象にインターネットで実施。576人の有効回答を得た。

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