そごう・西武は7月28日、約10年ぶりとなる西武池袋本店の改装を実施すると発表した。2022年度から23年度にかけて、食品・化粧品・プレステージ雑貨の他、アート領域の改装に着手する。今回の改装は、次世代顧客をターゲットにした売場の刷新が狙いで、改装には同世代の社員が携わるなどリアルなニーズを反映。リアル店舗ならではの対面コミュニケーションや、体験価値を重視した売場づくりを進めるとしている。
同月26日には東池袋の再開発計画が発表されるなど、池袋エリアは再開発が進んでいる。18年には40年ぶりに豊島区の人口が29万人を突破し、池袋の商圏は広域化。マーケットとしての可能性が高まっている。
また、豊島区は「国際アートカルチャー都市構想」を策定するなど文化と多様性に対応した街づくりを進めており、これを受けてライフスタイルを重視する新しい世代が増加。西武池袋本店の利用客の属性やニーズも変化しており、これに対応するため今回の改装に踏み切った。
新しい売場のオープンは、食品フロアの諸国銘菓「卯花墻(うのはながき)」、諸国名産「味小路」(それぞれ地下1階)とアート雑貨(2階)が9月上旬、酒売場「酒蔵」(地下2階)、は9月下旬を予定している。以降、化粧品やハンドバッグ、プレステージ雑貨が今秋、婦人靴は23年1月ごろのオープンを見込んでいる。
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