オープンワークは「上場企業の時給ランキング 2022」を発表した。時給が最も高かった企業は「M&A キャピタルパートナーズ」で8810円だった。
調査は上場企業の有価証券報告書と就職・転職者向けの口コミサイト「OpenWork」に投稿された残業時間データから、残業時間も含めた労働時間による「時給」を算出した。
1位のM&A キャピタルパートナーズは、所定労働時間が8時間、平均残業時間が94.3時間と就業時間が長いにもかかわらず、時給は8810円で1位になった。平均年収も2688万円と、TOP30に選ばれた企業の中で最も多かった。
OpenWorkには「年収4200万円で、基本給(月)40万円、賞与(年)3000万円。営業活動が全てで、案件をより多く成約させれば年齢に関わらず数千万以上の高収入が可能」(営業、男性、M&A キャピタルパートナーズ)といった口コミが寄せられた。
2位は「ヒューリック」で8627円、3位は「三菱商事」で7664円と続いた。
2位のヒューリックの平均年収は1708万円で、月の平均残業時間は20.0時間とTOP30の中では少ない。OpenWorkには「年収 950 万円で、基本給(月)35万円、残業代(月)15万円、賞与(年)350万円。収入に関してはベースよりもボーナスに偏っており、若手に関しては40%前後をボーナスが占めている」(不動産、男性、ヒューリック)といった意見が寄せられた。
調査は2019年1月〜22年7月、OpenWorkへの口コミが5件以上ある上場企業1953社を対象に実施。有価証券報告書に記載されている平均年収データと各社の月間標準労働時間、OpenWorkに投稿されている平均残業時間(月間)から時給を算出した。
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