新聞やテレビ、Web媒体の記者経験者がデジタル時代における情報発信の在り方をレクチャーする場として「デジタル・ジャーナリスト育成機構」(D-JEDI)を9月に設立する。運営元が8月3日、発表した。運営元は「毎月開催するオンラインセミナーや、年数回開催予定のイベント、企業内研修などを通じて、変化の激しい情報発信の技術や時間をかけて磨かれてきた報道倫理などを学ぶ場を提供する」としている。
代表には、朝日新聞記者やAERA編集長、Business Insider(BI)日本版の統括編集長などを歴任したジャーナリストの浜田敬子さんが、事務局長には朝日新聞記者、BuzzFeed Japan創刊編集長、Google News Labティーチングフェローなどを歴任した古田大輔さんがそれぞれ就任する。
理事にも報道機関出身者が名を連ねた。理事にはスクーの滝川麻衣子CCO(元産経新聞記者、BI副編集長)、スマートニュース系媒体「SlowNews」の熊田安伸シニアコンテンツプロデューサー(元NHK記者)、金川雄策 Yahoo! JAPAN CREATORS Program ドキュメンタリーチーフプロデューサー(元全国紙の映像報道記者)が就任する。
団体設立に関して浜田代表は「既存メディアから新興メディア、そして個人で活動する幅広い人たちの参加をお待ちしている。一緒に学び、議論し、そして創っていく。そんな場にしたい」とコメントしている。団体の運営はクリエイタープラットフォームを運営するnote(東京都港区)がサポートするという。
同団体は9月4日に設立会見とシンポジウムをnote place(東京都渋谷区)で開催する。シンポジウムではメディアのDXなどのテーマを取り上げる予定。
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