クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

旧車好きが車を売ろうと思ったきっかけ 「金銭的な理由」「修理が必要」を抑えた1位は?カレント自動車調べ

» 2022年08月21日 08時00分 公開

 旧車に特化した買取サービス「旧車王」を運営するカレント自動車(横浜市)が、旧車の売却に関する調査を実施した。旧車を売ろうと思ったきっかけを尋ねたところ、「ライフスタイルが変わった」(80票)に多く回答が集まった。

旧車 旧車の売却に関する調査 (画像はイメージ)

 「ライフスタイルが変わったから」に次いで、「他に欲しい車が見つかったから」(36票)、「金銭的な理由から」(32票)と続いた。同社は「旧車は定期的なメンテナンスや修理などお金がかかるため、手放すことを選ぶ人もいる」と推察する。

旧車 旧車を売ろうと思うきっかけ(カレント自動車調べ)

 旧車の譲り先は「買取専門店」(61.1%)が最も多く、次いで「ディーラーや中古車販売店(下取り)」(11.5%)、「その他」(10.1%)と続いた。その他の意見では、「個人売買を検討しているが、車が車なので海外も視野に入れている」や、「その車種を専門にしている買取り業者」などの意見があり、譲り先の専門性やクルマの価値を重視している人もいた。

旧車 旧車の譲り先は?(カレント自動車調べ)

 今までに売買・所有した旧車の台数について聞いた。その結果、最も多い回答は「1〜3台」(71.6%)で、「4〜6台」(18.8%)、「10台以上」(7.7%)と続いた。以前同社が実施した「旧車の所有に関するアンケート」では、所有期間が11〜20年と回答する人が最も多く、旧車乗りは1台を長い期間乗る傾向があった。

旧車 今までに売買・所有した旧車の台数は?

 日本自動車工業会の統計資料によると、国内の四輪自動車の平均使用年数は、2011年に12.43年だったのが20年には13.51年になっており、年々長期化傾向にあるという。

 今回の調査は8月4〜14日にインターネット上で実施した。2010年以前の車を旧車と定義し、旧車に興味のある男女208人を対象とした。

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