セキュリティベンダーの仏ヴェイド(Vade)は、フィッシング攻撃に関するレポートを発表した。1〜6月にフィッシング攻撃でなりすましが多かったブランドをランキング化したところ、1位は「Microsoft」(マイクロソフト)、2位は「Facebook」(フェイスブック)、3位は金融サービスの「Credit Agricole」(クレディ・アグリコル)だった。
日本のブランドでは、6位に「au」がランクイン。固有のフィッシングURL数7031件を記録した。次いでクレジットカード会社の「クレディセゾン」が同URL数3331件で15位となった。18位は同URL数2678件の「楽天」だった。
同社は「日本企業のブランドのなりすましが、2021年下半期に比べて大幅に増加した」と解説している。
なりすましの件数を業界ごとに分析すると、金融サービスが最も多い。1〜6月のフィッシングURLの34%が金融サービスのブランドになりすましたものだった。トップ25には8つのブランドがランクイン。
次いでクラウドサービスが6つ、eコマース/ロジスティクスと通信業界が4つのブランドがトップ25に挙がっている。
フィッシング対策協議会によると、2021年1〜12 月のフィッシング報告件数は52万6504件で、20年と比較して約2.3倍だった。フィッシングURLの件数も年々右肩上がりに増えており、21年下半期には4万5000件を超えている。
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