ららぽーと堺、11月グランドオープン 33店舗が関西初出店 特徴は?屋内型スタジアムコートも

» 2022年08月29日 18時35分 公開
[ITmedia]

 三井不動産は8月29日、堺市美原区で開発中の商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」を、11月8日にグランドオープンすると発表した。全212店舗のうち、33店舗が関西初出店となる。堺市における都市拠点と、南河内地域から奈良県中部の交流結節拠点としての役割を担う。

「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」が11月8日グランドオープンする(プレスリリースより、以下同)

 関西エリアへのららぽーと進出はこれで4施設目となる。「ららぽーと堺」の施設コンセプトは、「Our Next Channel」。同社は、商業施設に対する利用者のニーズは多様化しているとし、食や買い物だけでなく、イベントを通じた新しい体験の提供と、地域の交流拠点となることを目指す。

施設中央に屋内型スタジアムコート「Fansta X Stadium」を開設する

 最も大きな特徴と同社が位置付けるのが、施設中央に配置した屋内型スタジアムコート「Fansta X Stadium」(ファンスタクロススタジアム)だ。大規模吹き抜け空間にスタジアムを開設し、スポーツやエンタメイベントの観戦、イベントの観覧を楽しめる。約560平方メートルの大きさで、観覧可能人数は約1400人。

 スタジアムコートの命名権はミクシィが取得し、同社のスポーツ観戦に特化した店舗の検索・予約サービス名「Fansta」を名称に入れた。

国内の商業施設の屋内型ビジョンとしては最大級のメインビジョンも設置

 スタジアムには「Sakai Food Stadium」を併設し、飲食しながらの観覧ができる。国内商業施設の屋内型ビジョンとしては最大級の542インチ(12m×6.75m)のメインビジョンも設置し、ライブビューイングが楽しめる機会を提供する。

スタジアムには「Sakai Food Stadium」を併設し飲食しながらの観覧ができる

 また、「体験型」や「日常型」のエンターテインメント店舗も充実させた。堺の街や地域のお祭りを表現した「namco太鼓の達人毎日おまつりだドン!」、赤ちゃん絵本『しましまぐるぐる』の世界を楽しめる「しまぐるランド」、“日常型エンターテインメント”を提供する「TSUTAYA BOOKSTORE」など、大人から子どもまで楽しめる要素を取り込んでいる。

「Sakai Food Kitchen」にはキッズスペースも完備している

 環境面にも配慮する。太陽光パネルを実装し、再生可能エネルギーを用いたEV充電サービスの導入、フードロスの取り組みなど、環境負荷の低減に資する施策に取り組む。

 11月のグランドオープン後、19〜20の両日、「Fansta X Stadium」で3人制バスケットボールの公式戦ファイナルラウンドの開催を予定している。同種目は、東京五輪で初めてオリンピック競技として採用され、2024年のパリ五輪でも実施される予定だ。

MIHARA パークのプレイゾーンに位置する子どもの遊び場。ふわふわのドーム型遊具「ふわふわくも」など遊具を充実させた

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.