トヨタグループのマーケティング領域を担うトヨタ・コニック・プロ(東京都千代田区)は、グランピング施設「GLANSCAPE(グランスケープ)」を島根県大田市にオープンした。モビリティ領域から拡がる事業創造の一環として地域への集客、来訪客の滞在を目的に、9月1日〜10月31日の期間限定で展開する。
GLANSCAPEは、国立公園などの特別なロケーションで宿泊体験を提供するグランピング施設。今年1月に香川県さぬき市大串半島で「GLANSCAPE 瀬戸内海国立公園 Ohkushi, Kagawa」の実証実験を実施し、9割以上のモニター客から特別な宿泊体験であったとの評価を得たという。
第2弾となる今回は、およそ5万年前の噴火でできたカルデラの中に広がる草原である三瓶山西の原で期間限定で展開。快適な宿泊スペース、地元食材を味わえるフードメニューのほか、歴史や風景、温泉、食材について場内限定の音声コンテンツを用意する。
また、島根トヨタグループとの連携によって、パーソナルモビリティ「C+walk T」に乗って楽しむ草原散策、超小型電気自動車「C+pod」による温泉施設訪問など、国立公園の大自然を楽しむためのモビリティアクティビティを提供する。
本プロジェクトでは、全国の魅力的な地域の観光資源に光をあてることで移動することによる楽しさを生むこと、新しいアクティビティ体験による観光とモビリティの未来の可能性を提示することを目指す。
料金は、スタンダート(定員3人テント)で4万1800円(2人宿泊の場合)から。同社は、「今後も引き続き日本各地の都道府県や市区町村、企業などとプロジェクトの拡大を検討していく」としている。
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